「おもいやり駐車スペース」浸透 栃木県内の利用証配布8万8000枚超


障害者など歩行に配慮が必要な人のための「おもいやり駐車スペース」の利用証の配布枚数が、昨年度末時点で計8万8千枚を超えたことが5日までに、栃木県保健福祉部のまとめで分かった。制度の浸透が徐々に進み、利用が広まりつつある。一方で、対象外の人による不適正な利用も見られるといい、県は啓発キャンペーンを31日まで展開している。3~9日は障害者週間。「おもいやり駐車スペース」は障害者や難病患者、妊産婦など配慮が必要な人向けに、公共・民間施設が設ける駐車区画。利用者は対象であることを可視化するため、県や市町が申請に応じて配布する利用証を、車外から見えるように掲示しなければならない。

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