九州を襲った豪雨を受けて、三重県は10―15日まで、熊本県に保健医療の情報収集や関係機関との連絡調整を担う「災害時健康危機管理支援チーム(DHEAT)」を派遣する。死者が出ている芦北町や津奈木町を管轄する水俣保健所(水俣市)で、被災者の栄養管理や受援調整に当たる。DHEATの派遣は平成30年に西日本豪雨で被災した広島県に派遣して以来、2回目。熊本県が厚労省を通じて派遣を要請。マスクや手袋など感染対策の資材を準備した上で、県医療保健部から松阪保健所長の医師1人、保健師2人、管理栄養士1人、事務1人の計5人が水俣市に向かう。先行して現地で活動し、16日以降は他の自治体に引き継ぐ。鈴木英敬知事は8日のぶら下がり会見で「現地の保健師さんたちがすごく疲労している。健康管理も大事なので、地元で活躍する人たちのサポートをしっかりやってほしい」と述べた。