オリィ研究所、川田テクノロジーズと遠隔バリスタロボ


福祉ロボット開発のオリィ研究所(東京・港)は、川田テクノロジーズと共同で接客と手先を使った作業ができる遠隔操作ロボットを開発すると発表した。難病や重度障害で外出が困難な人でも、コーヒーをいれるなど複雑な作業をともなった接客の仕事に就けるようになる。ロボットは、オリィ研究所が開発するヒト型ロボット「OriHime(オリヒメ)」と、川田テクノロジーズの協働ロボット「NEXTAGE(ネクステージ)」を組み合わせる。遠隔から操作する人は、タブレット端末でボタン操作や視線入力を行う。オリヒメのカメラやマイクを通して接客し、ネクステージのロボットハンドを操作して手元の作業を行う。両社はまずコーヒーをいれるバリスタロボットを開発する。元バリスタで身体に障がいを抱える人が遠隔操作し、客の気分や好みに合わせたコーヒーをいれる。難病などで外出が困難な人たちが遠隔操作ロボットで接客するオリィ研究所の「分身ロボットカフェ」で導入する予定。コロナで人の接触を減らしたいイベント会場などでの活用も期待する。

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