コロナワクチン臨床試験、治験者95%で抗体4倍増…英製薬大手が中間発表


【ロンドン=緒方賢一】新型コロナウイルスのワクチン開発を進める英製薬大手アストラゼネカは20日、英オックスフォード大と進める臨床試験で効果が得られたとの中間結果を発表した。ワクチン候補投与から1か月後に治験者の95%で抗体が4倍増となったという。中間結果は英医学誌ランセットに掲載された。発表は、第1、第2段階を組み合わせた臨床試験に関するもので、試験は18~55歳の1077人を対象に行われた。アストラゼネカとオックスフォード大は世界のワクチン開発競争で先頭集団におり、世界保健機関(WHO)によると、最終の第3段階を実施中だ。

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