飛沫感染から乳児守る フェースシールド開発、肌にやさしい素材使用 静岡


静岡市葵区の医療・福祉機器製造販売のメディカルプロジェクト(森典昭社長)はこのほど、新型コロナウイルスの飛沫(ひまつ)感染を防止する目的で、新生児・乳児の頭に適したサイズのフェースシールドを開発した。
 日本小児科医会によると、2歳未満の子どもは口や気道など空気の通り道が狭く、マスクを着用すると呼吸がしづらくなり心臓への負担になるという。また、熱がこもり熱中症の危険性も指摘されている。医療現場からも、小さな子どもに適したマスクの代用品を要望する声が同社に寄せられ、開発を進めてきた。
 頭部を固定するベルトには、ネオフォームという特殊な医療用材料を使用。皮膚が薄い新生児・乳児の肌にやさしく、滑りにくいのが特徴だという。15日から医療機関などに向けて販売を開始した。

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