<新型コロナ>死者65人に訂正、埼玉県が13人追加 国が統一見解、死因問わず死亡者数として公表へ


県は19日、厚生労働省の通知に基づき、これまで52人としていた新型コロナウイルス感染者の県内死者数を、13人追加して65人に訂正したと発表した。これまで県は、入院中や療養中の新型コロナウイルス感染者が死亡した際、がんや心不全など、別に死因がある場合は「(死亡)退院」とし、死者数に含めていなかった。国の基準に基づき、これまでの公表方法を改める。県保健医療部によると、新たな基準による県内の新型コロナウイルス感染者の死亡数は13人増え、19日午後5時時点で計65人。同部によると、これまで国は統一した見解を示しておらず、県は医師の診断を基に、新型コロナウイルスが死因であった場合のみ、新型コロナウイルスの死亡例として発表してきた。厚労省は18日、都道府県や保健所設置市などに対し、新型コロナウイルス感染症患者の死亡時の連絡について事務連絡。新型コロナウイルス陽性者が入院中や療養中に死亡した場合、死因を問わず死亡者数として公表し、国に報告するよう求めている。県はこの連絡に基づき、19日、新たな基準に基づく死亡者数と退院者数を発表した。県保健医療部は「厚生労働省の統一見解が示されたことから、今後は方針に従い対処する」としている。

関連記事

ページ上部へ戻る