御殿場にPCRセンター開設 第2波備え体制整備、駿東田方医療圏域では初


御殿場市は15日、市医師会や小山町と連携し、新型コロナウイルスの感染有無を調べるPCR検査センター「御殿場小山地域外来・検査センター」を市内に開設した。同日予約の受け付けを始め、18日から検体採取に当たる。感染第2波に備えて安全に検査できる体制を整え、医療機関の負担軽減を図る。
 静岡県東部では富士、富士宮両市に次いで3カ所目の設置。駿東田方医療圏域では初めて。
 月曜日と木曜日に2時間ずつ診療を行い、1日最大8人の検体を採取する。民間の検査機関が検査し、翌日の夕方までに結果が判明する。
 医療機関が検査の必要があると判断した御殿場市民と小山町民が対象で、医療機関を通じて予約する。予約していない人が来場し混乱するのを防ぐため、設置場所は非公開としている。
 医療従事者が電話ボックスのようなブースに入り、ブースから突き出たグローブに手を入れて検体を採取する。患者は近くに車を止めてボックスの前まで数メートル歩く。
 事業費約1480万円は、診療報酬を含む県の補助金でまかなう。設置期間は、県の補助金の対象期間となる7月末まで。延長する可能性もあるという。

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