道医療大、集団感染施設で抗体検査 まず茨戸アカシア75人


【当別】北海道医療大(石狩管内当別町)先端研究推進センターは17日、新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生した介護老人保健施設「茨戸アカシアハイツ」(札幌市)の職員ら75人を対象に、感染歴を調べる抗体検査を行う。今後、クラスターが発生した医療機関などでも抗体検査を行い、個々の行動歴と感染歴の関係性などを調べ、PCR検査のあり方を検証する狙い。抗体検査は少量の血液を採取して体内の抗体の有無を確認し、症状が出なかった人や回復した人を含めて感染歴を調べる。道によると「道内でほかに大規模な抗体検査は把握していない」という。同大は米国の臨床検査会社との共同研究として、検査機器の無償貸与を受け、検査技師も受け入れる。同大の隔離された部屋で検査し、1日当たり数百件を判定できるという。

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