「簡易陰圧室」設置を推進 道、希望の全介護施設に助成 コロナ第3波に備え


道は、新型コロナウイルス感染の第3波に備え、気圧を低くした「簡易陰圧室」の介護施設内への設置を進める。室内に気圧を低くする装置を備えることで、ウイルスが部屋の外に漏れにくくし、感染の疑いがある入所者の隔離の効果を高める。道内にある入所型の介護施設約2800のうち陰圧室のある施設はほとんどなく、道は希望する施設全てに整備する。施設内の個室に専用の装置を置いて空気を屋外に排気、部屋の気圧を下げて、微粒子状になって漂うウイルスが室外に漏れるリスクを減らす。対象は、特別養護老人ホームや介護老人保健施設、認知症高齢者グループホームなどの入所型介護施設。道は全施設に通知を出し、設置希望の聞き取りに着手した。事業費は5億6500万円を見込む。

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