重点医療機関に10病院 県コロナ対策協が申し合わせ


徳島県は29日、医師や行政関係者らでつくる新型コロナウイルス感染症対策協議会を徳島市の徳島グランヴィリオホテルで開き、感染拡大時に重症・中等症の患者を受け入れる「重点医療機関」に県内の10病院を指定すると申し合わせた。重点医療機関は1病棟をコロナ患者専用として空けられることなどが条件で、国が各都道府県に設置を求めていた。県はどの病院を指定したのかは非公表としている。感染症医療機関に指定されている県立3病院と徳島大学病院は含まれており、重症者は基本的にこの4病院で受け入れる。感染拡大に伴い患者が増えてくれば他の6病院にも入院させる。協議会では、厚生労働省が新たに示した推計モデルを基に、県内の入院病床数を200床とすることも承認された。推計では徳島の人口構成や現在の感染状況を踏まえ、ピーク時に159人(うち重症者23人)が入院するとされている。

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