希望する妊婦へ無料PCR検査 宮城県と仙台市が新制度開始


宮城県と仙台市は7月、希望する妊婦全員が新型コロナウイルスの感染を調べるPCR検査を無料で受けられる制度を始めた。コロナ禍で不安を抱える妊婦が安心して出産に臨めるよう支援する。 検査は出産が近い妊娠36週〜38週を目安に、1人1回受けられる。県内で里帰り出産する妊婦も対象となる。期間は来年3月末まで。 妊婦は検査の希望を主治医に伝え、説明を受ける。妊娠32週以降に産婦人科や助産院を通して検査日時を予約。指定された医療機関で、鼻の奥の粘液を採取する。検査結果は主治医から説明される。 陽性が判明した場合は、主治医が保健所に届け出る。症状の有無にかかわらず医療機関に入院する。 事業費は国の本年度第2次補正予算に盛り込まれた。県は約1億6000万円、市は約1億3600万円を確保した。

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