6施設・団体、活動に意欲 タイムスふれあい事業贈呈式


沖縄タイムス社(武富和彦社長)は22日、県内の福祉事業所などを支援する第17回「タイムスふれあい事業」の贈呈式を那覇市久茂地の本社で開き、6施設・団体の代表者に物品購入費として総額131万円余りの目録を贈った。在宅医療が必要な難病の子どもたちをサポートする「小児在宅医療基金てぃんさぐの会」(那覇市)は、助成金で血中酸素濃度を測るパルスオキシメーターや吸入器を購入予定。冨名腰義裕会長は「機器が増えたことをアピールし、在宅で生活する方々の一助になりたい」と感謝した。伊江村のNPO法人いちゃゆん会は、運営する就労継続支援B型事業所で農業用掘り取り機を導入する。古堅守所長は「落花生の農地を拡大し、島らっきょうや紅芋の生産にも取り組んでいく。工賃を増やし、利用者にも喜んでもらいたい」と意欲を見せた。新型コロナウイルス感染防止のため、いちゃゆん会と石垣市の就労継続支援B型事業所もくれんの関係者は、現地からリモート参加した。同事業は2004年に始まり、延べ103施設・団体に総額2996万円を支援している。武富社長は「一つ一つの助成額は大きくないかもしれないが、共に手を携え、地域で生きていくという思いを込めている」と語った。その他の助成先は次の通り。一般社団法人ゆいまーる▽NPO法人ふぃーるど・ぱわー▽一般社団法人みらい(写図説明)「タイムスふれあい事業」の助成を受けた団体代表と関係者。伊江村と石垣市の団体(後列中央)はオンラインで参加した=22日、沖縄タイムス社

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