熊本被災地で健康支援に力 県の派遣チームが活動報告


梅雨前線の停滞などによる豪雨で大きな被害を受けた熊本県に派遣されていた三重県の災害時健康危機管理支援チーム(DHEAT)が現地での活動を終え、二十二日に県庁で報告会があった。医師や保健師、管理栄養士ら五人が十〜十五日、十一人が犠牲になった熊本県芦北町を所管する水俣保健所などに派遣された。避難所での新型コロナウイルス感染症対策について助言をしたほか、芦北町で避難していない被災者方へ訪問調査なども担ったという。チームの責任者を務めた松阪保健所の植嶋一宗所長は「事前情報がない中で、現地と協議を続けて課題を整理し、後に続く支援チームに引き継ぐことができた」と報告した。熊本県内では他県の保健師のコロナ感染も発生し、植嶋所長は「支援を受ける側になった時のためにも、DHEATの養成研修をする必要がある」と話した。 (斎藤雄介)関連キーワード

三重

関連記事

ページ上部へ戻る