骨髄ドナーに助成金 磐田市が独自の取り組みPR


磐田市は、骨髄の提供者(ドナー)に最大二十一万円を助成する市独自の取り組みを知ってもらおうと、市竜洋支所で十四日、来庁者らに啓発用のチラシを手渡した。 (宮沢輝明)市は四月から、骨髄移植のためのドナー増加を目的に、骨髄提供のために通院、入院した市民に一日につき三万円(最長七日)を助成している。ドナー登録には血液の登録が必要なため、支所であった献血事業に合わせてアピールした。市職員は、ドナー登録をするための手順や、助成金のあらましを書いたチラシを配布。命をつなげるボランティアへの協力を呼びかけた。血液の病気は、骨髄移植や化学療法の治療が必要だ。しかし、骨髄移植には患者とドナーの白血球の型の適合が不可欠で、適合率は兄弟姉妹で25%、血縁関係がないと数百人から数万人に一人の確率とされている。市は啓発用の大型ポスターも作り、今月下旬から公共施設などで掲示する。市内の登録者は三月末現在、約三百五十人。担当者は「一人でも多く登録してもらいたい」と話した。県内で骨髄の提供者への支援をしているのは静岡、富士、清水の各市町などがあり、個人に二万円、入院などで休暇を認める企業に一万円を助成している。関連キーワード

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