患者移送車を導入 福山市保健所 後部座席陰圧、ウイルス流出防ぐ


福山市保健所は13日、新型コロナウイルスの感染拡大に備え、患者の乗る後部座席を陰圧状態にし、ウイルスの外部流出を防ぐ移送車両1台を導入した。ホンダ四輪販売西中国(広島市南区)から当面の間、無償で借り受け、軽症患者の移送に運用する。 移送車両は6人乗りのミニバン。運転席と後部座席との間に仕切り板を設け、エアコンで運転席の気圧を高く保ち、後部座席を陰圧状態とする。移動手段のない軽症患者らを感染症指定医療機関や宿泊施設へ送る場合に使う。 福山市保健所ではこれまで患者を陰圧装置など搭載の車椅子を使って軽自動車で運んでおり、移送車両は2台目。今月下旬にはもう1台導入予定で、計3台態勢とする。 田中知徳・市保健所長は「一度車両を使ったら、消毒しなければならない。車両が複数あるのはありがたい」と話した。

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