岡山県、コロナ重点医療機関70床確保へ


岡山県は6日、新型コロナウイルスの感染拡大を巡り、重症や中等症の患者の入院に優先して対応する「重点医療機関」として70床程度確保する方針を示した。感染の第2波に備え、既にある感染症指定病床を含めて重症向けで20床、中等症向けで50床用意する。今後は早期の確保へ、各医療機関と調整していく。同日、県感染症対策委員会で公表した。試算では1日最大34人の新規感染が発生し、最大256人が入院すると予測。感染の拡大度合いを4段階に分け、即座に入院を受け入れる「即応病床」を段階的に250床(重症向け40床、中等症向け210床)まで増やす。県は現時点で220床を確保。2020年度6月補正予算で、重点医療機関の整備へ空床の確保経費として43億4000万円を計上した。感染の検査能力を巡っては、PCR検査とランプ法の合算で8月末までに1日約670件まで拡充。6月末時点の約280件に比べて2.4倍に増えるとしている。

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