石岡、休日緊急診療が停止 市医師会病院の医師不足


石岡地域医療圏の休日緊急診療が7月から停止する。その中核を担ってきた、石岡市医師会病院の医師不足が大きな理由。市は夜間・土日祝日に診療できる病院の案内・相談窓口を市広報誌などに掲載、利用を呼び掛けている。

これまで、休日昼夜に行われていた緊急診療(内科・小児科)は石岡市医師会病院が、休日昼に行われていた休日診療(外科)は同病院を含めた当番医が、それぞれ担当してきた。2019年度の緊急診療の稼働日数は126日で、利用者は3201人に上る。

しかし同病院は、今年3月末までに職員30人ほどが退職。緊急診療対応が難しくなっていた。市によると、休日診療も同病院が当番から抜けると、ほかの医療機関の負担が重くなることから、実施しないと決まったという。

市は「新型コロナウイルスは先が見通せず、併せてインフルエンザの流行も懸念される。そのためにも休日緊急診療体制は重要。再開を、継続して医師会側に呼び掛けていきたい」と話している。

当座の案内・相談については「茨城子ども救急電話相談」(短縮ダイヤル♯8000)、「茨城おとな救急電話相談」(同♯7119)へ。24時間365日受け付けている。

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