神戸の起業家育成プログラム 元理研の高橋氏が「助言者」に


神戸市は24日、米ベンチャーキャピタル「500スタートアップス」と進める本年度の起業家育成プログラムで、元理化学研究所プロジェクトリーダーの高橋政代さんをスペシャルメンター(助言者)に迎えると発表した。医療産業市場の特徴や、神戸で起業する意味などを伝えるという。同プログラムは2016年度に始め、計71社が参加。資金調達額は計110億円を超えた。本年度は新型コロナウイルス感染拡大で浮かんだ社会課題の解決をテーマに、同日から参加企業の募集を始めた。高橋さんは19年から再生医療研究会社ビジョンケア(神戸市中央区)社長。理研では人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作製した網膜細胞を移植する世界初の臨床研究を行った。メンター就任に、高橋さんは「どんな企業が生まれるか楽しみにしています」とした。育成プログラムは9月7日~10月30日にオンラインで開催予定。6月30日にオンライン説明会がある。受け付けは7月17日まで。URLはhttp://500kobe.com(横田良平)

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